2010年11月12日金曜日

Asian Games women's beach volleyball




8月の全日本Women's Beach Volleyballで優勝した上越マリンブリーズの金田洋世選手(25)が9日、上越市の村山秀幸市長を表敬訪問し、今シーズンの結果を報告した。

村山市長は「(2012年)のロンドン五輪を目指して頑張って欲しい」と激励。

金田選手も「来年は国内の大会では常に優勝したい」と意気込んだ。

今シーズンの金田選手は尾崎睦選手(湘南ベルマーレ)とペアを組み、練習拠点を湘南に移して国内ツアーなどを転戦。

8月の全日本Women's Beach Volleyball優勝のほか、Asian選手権日本代表選出、ワールドツアー参戦など好成績を収めた。

年間ランキングで金田・尾崎組は4位となっている。
 
マリンブリーズや上越ビーチバレー連盟の関係者とともに、村山市長を訪れた金田選手は「国内ツアーで所属の上越マリンブリーズと呼ばれるとうれしかった。

(大阪出身の)私には第2のふるさと。

来年はどの大会も1番を取りたい」と話した。
 
村山市長は金田選手のトロフィーや賞状を見た後に「上越の名を全国に発信してもらい、上越市の親善大使をお願いしたい気持ちだ。

オリンピックを目指して頑張ってほしい」と激励した。

ロンドン五輪出場を最大目標に掲げる金田選手。

報道陣に「五輪まであと2年。

さらに上を目指したい」と意気込みを語った。

シーズンオフのこの冬は体力面だけでなく、課題のメンタル強化にも励むという。

来シーズンのパートナーについて「未定」としており、今季ペアを組んだ尾崎選手との継続か、解散した人気の浅尾美和、草野歩両選手らランキング上位選手との新ペア結成など「1か月ぐらいで決めたい」と語った。

10月17日、JBVツアー最終戦が閉幕した。

これで今年のWomen's Beavh Volleyballは国内主要大会をすべて終了。

Asian Gamesやワールドツアーに参戦する一部の選手を除き、シーズンを終えたことになる。

上位チームがそろって新ペアを結成するなど、開幕前から混戦が予想されていた今シーズン。

序盤をリードしたのは浦田聖子&西堀健実ペアだった。

第1戦東京オープンを制した後、第2戦では準優勝、第3戦こそ3位とファイナリストを逃がしたが、続くWomen's Beach Volleyballジャパンで再び優勝と安定したパフォーマンスを発揮し、結果を残し続けた。

しかし、そんな浦田&西堀組を凌駕するペアが現われる。

個人最多優勝を誇るベテラン田中姿子と、今夏20歳になったばかりの溝江明香のペアである。

第2戦ですでに浦田&西堀組を下していた田中&溝江ペアは、シーズン後半に入ると第4戦、第5戦と連続優勝。

第6戦では決勝で浦田&西堀組に競り負け準優勝に終わったが、続く第7戦の川崎市長杯では1セットも落とすことなく“完全優勝”を達成。圧倒的な強さを見せつけたのだ。

特に目を引いたのが溝江明香の成長ぶり。

昨季は菅山かおるのパートナーに指名されるなど、もともと将来の大器としてBeach Volleyball界の期待を集める存在だった。

そんな彼女がベテラン田中とコンビを組み、ワールドツアー経験を重ねることで着実にレベルアップ。

第2戦では史上最年少優勝記録を更新、そして終わってみれば田中とともに年間チャンピオンと、あっという間にWomen's Beach Volleyball界の中心に躍り出たのだ。

浦田&西堀組Asian Gamesへ勝利のVサイン Women's Beach Volleyballの浦田聖子、西堀健実(ともに29=フリー)組が、Asian Games(中国・広州)に向け勝利のVサインだよ。

Asian Games代表の、浦田・西堀組は「内容的にも技術的にも、もっとも安定」(楠原)しており国内第1戦にて優勝を収めたが、その後、同じく代表の田中・溝江ペアに敗れ、第2戦では2位、今大会では3位に甘んじている。

ワールドツアーにおいても予選の試合にいまだ勝つことができていない。

浦田は「世界との差は大きいが、海外連戦で少しずつ上がっている。

その実感はある」と話す。

2年後の夏。

ロンドン五輪に出場できるのは、世界で24チームのみ。

その霞(かす)みがちな遠きゴールに、日本チームはたどり着けるのか。

Beach Volleyballが正式種目となった1996年アトランタ五輪以降、4大会連続出場を果たしてきたWomen's Beach Volleyball

その灯を絶やさないためにも、今後の日本チームの奮起に期待したい。

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